飲酒がやめられない、酒量が抑えられない、酔うと問題行動を起こすといったことはありませんか？また、薬物やギャンブルがやめられずお困りではありませんか？

お酒（薬物・ギャンブル）がやめられない原因は依存症の可能性があります。

アルコール依存症では、強い飲酒欲求により日常生活が制御困難となり、時には問題行動が出るにもかかわらず、多量の飲酒を続け、飲酒量が増えていき、飲酒をしないと離脱症状が生じます。
依存症は脳の病気であり、そのためにコントロールしてお酒を飲むことはできません。ですから、意志が弱いといった理由でコントロールできない訳ではありません。以上のことから断酒が基本ですが、断酒から治療を始めていくことが困難な患者さんは、一時的に減酒を試みることもあります。
また、アルコールの多飲によってビタミンなどの栄養素が消費され、ビタミンが欠乏していることが時々みられます。そのような栄養素の欠乏によって様々な身体症状が見られることがあり、状態によってはビタミン剤等を併用します。
断酒を継続していても再飲酒する可能性は高く、そうならないように環境や対処法などを一緒に考えていくことが重要となります。また断酒を継続するには、自助グループ（断酒会やAA）への参加などが効果的であり、その都度ご本人と相談して治療法を提案していきます。

次の症状があれば一度相談に来てください

• 飲んだ時の記憶がないことがある
• ついつい飲み過ぎてしまう
• 飲み出すと、とまらない
• お酒が切れると、いろんな症状（イライラする、眠れない、手が震えるなど）が出てくる
• 以前と同じ量では酔えなくなった
• お酒中心の生活をするようになった
• 家族や友人から飲み過ぎだと言われる
• 飲み過ぎてしまったために約束をすっぽかしてしまった