急に悲しい気持ちになったり、不安になったり、そうかと思うと明るくなったりする。そんな気持ちが落ち着かないことはありませんか?また、気持ちに左右されて仕事で問題が出てきたり、対人トラブルが起きてしまうことはありませんか?
気分の波がある
気分の波がある
急に悲しい気持ちになったり、不安になったり、そうかと思うと明るくなったりする。そんな気持ちが落ち着かないことはありませんか?また、気持ちに左右されて仕事で問題が出てきたり、対人トラブルが起きてしまうことはありませんか?
気分がすぐれない、落ち込んでしまう、悩み、心配事が頭から離れなくなる、考えがまとまらず堂々巡りする。そういった気分の不調の原因となる代表的なものが、うつ(うつ状態・うつ病)と躁うつ病(双極性障害)です。
現代社会はストレスに溢れています。ストレスがうまく解消されず心と体のバランスが崩れ、心身に不調をきたすことは誰にでも起こり得ます。
眠れない、食欲がない、一日中気分が落ち込んでいる、何をしても楽しめないといった状態が続いている場合は、うつ病かもしれません。
うつ病は、精神的・身体的ストレスが重なることなど、様々な理由から脳の機能障害が起きている状態です。脳がうまく働いてくれないので、ものの見方が否定的になり、自分がダメな人間のように感じられてしまいます。そのため普段なら難なく乗り越えられるようなストレスも、より辛く感じられてしまうという悪循環が生じてきます。
こうした状態になったら、一人で悩まず、とにかく早めにご相談ください。
薬による治療と精神療法もうつ病に効果的なことがわかってきています。早めに治療を始めるほど回復も早いので、十分な休息と的確な治療を受ければ、ほとんどの場合それまでと変わらない生活を送ることが可能です。
このようなことでお困りの際はうつ病の可能性があります。お気軽にご相談ください。
双極性障害とは、うつ状態に加え極端に活発に行動してしまう躁(そう)状態も現れ、「うつ状態」と「躁状態」を繰り返す病気のことをいいます。以前は「躁うつ病」と呼ばれていましたが、現在では両極端な病状が起こるという意味で「双極性障害」と呼ばれるようになりました。
躁状態では、眠らなくても活発に活動できる、次々とアイデアが浮かぶ、過度に自分では特別に能力が高いと信じこむなどの症状が見られ、軽はずみに無謀な行動を取ってしまう結果、社会生活に支障をきたすこともあります。
実は双極性障害であるのにもかかわらず軽い躁状態を見つけられず、うつ病と診断されているケースもみられます。うつ病の治療をしても効果がない、または不十分だった患者さんが双極性障害だったということもあります。
うつ病は「うつを良くする」ことが治療目標ですが、双極性障害は、「躁・うつの波をいかにコントロールするか」が最大の治療目標です。
このようなことでお困りの際は双極性障害の可能性があります。お気軽にご相談ください。